ORBITAL FRAME JEHUTY

THIS IS　WHAT'S NEXT
「有史以来、人類は様々なエネルギーを手に入れ、文明はその力に導かれて歩んできた。
　では、メタトロンほどのエネルギーが導く文明の行き先はなんだ…？」

TIME FOR AWAKING
CALLISTO A SATELLITE OF JUPITER
「着地体勢に入る」
「MR-1422、ディンゴ・イーグリット、ロック解除。着地まで20」
「珍しいな」
「何？」
「メタトロンだ
　…にしちゃあずいぶん位置が浅い。」
「こんな表層に、メタトロンが？」
「それもバカに強い。…なんだありゃ？」

-ORBITAL FRAME-
「オービタルフレーム…」

「LEVをやられた！　バフラムの連中だ！」
「バフラムって火星の？！　ディンゴ！！」

『おはようございます。戦闘行動を開始します』

「うごけぇぇぇーーーー！！！」

『独立型戦闘支援ユニット ADAです。
　操作説明を行いますか？』

ZONE OF THE ENDERS
「ここ半年で、火星の事情は大きく変わったわ。いま、バフラムの戦力が圧倒的よ。連合軍は必死の抵抗をしたけど、戦争ってほどのものさえ起こらなかった。
　火星圏がバフラムのものになるまで、あっという間だったわ」

「アーマーンはもう始動準備に入っているわ。アーマーンを動かすことも、そして止めることも、この二機にしかできない。
　これを手にしたものが、人類最高の権力を手にするっていうしくみなの」

-JEHUTY-
「目的はこの機体か…！！」
「さあ？」
「バフラムにしたってやり方が荒すぎる」
「でしょうね」
「指揮官は誰だ？」

-ARDJET-
「ジェフティ…！！」
「おまえ…ヴァイオラか？」

-NEPHTIS-
「ジェフティはアーマーンの中枢で自爆するようにセットされている」

-VIC VIPER-
「必要になればADAは自爆装置を起動するわ。そう言う命令なの」

「アーマーンへ行くのか。ADA、答えてくれ！
　アーマーンへ行くんだろ！？」
「だったら何なんだ」
「ADAはジェフティをアーマーンで自爆させる気なんだぞ！」

ぐぅ…うおぉぉぉぉぉぉ！！！！！！！
…っっはぁ…はあ

「ADA、お願いね」

「なんでこの艦に乗ってきたの？！」
「カリストの連中に何かあったら許さねぇ」
「殺してはいないわ」
「信用できねぇな」

「どうせもう、死んでる身だ。
　俺は、自分でケリをつける」
「ダメよ！！」

「見ろ！！メタトロンの完全なる結合！！すべてを終わらせる破壊を！！」

「止まれぇぇぇーーー！！！」

「あなたは今、失った心肺機能を機械で補っているわ。その動力はジェフティから供給されているの。
　つまりあなたは、ジェフティを降りたら死ぬのよ」

「この二機の性能は互角。だが、ジェフティがアヌビスと並ぶためには一つかけているものがある」

-THE MILITARY FORTRESS AUMAAN-
「スペックを最大限に引き出すためのプログラムだ。勝てるかどうかはランナー次第」

-THE 2ND RUNNER-
「邪魔だぁ！！！」

「アーマーン計画の目的は支配ではない。
　破壊だ」

「・・・来た」

『アヌビスです』

「私がいなくなっても、必ず…、ねぇ、必ず、アーマーンを止めて！」

「アヌビスー！」

「うおぉぉぉーーー！！！」
「レオ、待て！」

「アーマーンは私を選んだ。宇宙の意志が、人類の無意識が終末を望んでいるのだ！！
　見ろ！！これがメタトロンの意志だ！」

「部隊の仲間が、何人死んだと思っている！」

「ディンゴ！！」

「おまえもアーマーン計画の一翼を担っているのだ」

「私たち、仲間でしょ…？！」

『戦闘終了。アヌビスの勝利です』

「おまえは私の部隊に戻ってきたんだ」

『お疲れ様でした』